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「ユニバーサルデザイン」について伺いました。
1980年代に提唱されて以降、私たちの身のまわりにもユニバーサルデザインの考え方を取り入れたサービスや商品などが増えてきました。住宅においても同様で、住宅設備機器を中心として広がりを見せています。
そこで今月のアンケートでは、ユニバーサルデザインについて皆様のご意見をお訊ね致しました。
ユニバーサルデザインについてのお考えはご年齢によって異なるのではないかと考え、ご回答いただいた方のご年齢層もお訊ねしています。お訊ねした結果は右グラフの通りで、30歳代の方が最も多く、次いで40歳代の方、その他のご年齢層の方はやや少なくなっていました。そこで今回は、「30歳代以下(30歳未満・30歳代)」「40歳代」「50歳代以上(50歳代・60歳代・70歳代以上)」でその傾向の違いを見てみました。
INDEX
1. ユニバーサルデザインをご存知か、お訊ねした結果は
2. ユニバーサルデザインだと知った商品やサービスを、お訊ねした結果は
3. ユニバーサルデザインで便利だと感じたり、
必要性を意識したりしたことがあるか、お訊ねした結果は
4. 住み替える際、ユニバーサルデザインの思想に基づいた
設計や設備を採用したいか、お訊ねした結果は
5. ユニバーサルデザインを取り入れるとしたら重視したいポイントを、
お訊ねした結果は
6. 住まいの中でユニバーサルデザインを取り入れたい箇所を、お訊ねした結果は
7. ユニバーサルデザインに望む点を、お訊ねした結果は
8. 今までに、使ってみてユニバーサルデザインと分かり
共感したり感心したりしたことを、お訊ねした結果は
ユニバーサルデザインをご存知か、お訊ねした結果は
まず、「ユニバーサルデザイン」という言葉をご存知かお訊ねした結果は、右上グラフの通りでした。
「よく知らない」という方は14%と少なく、半数の方が意味を含めてよくご存知で、36%の方が「聞いたことがある」という結果で、「ユニバーサルデザイン」という言葉の認知度が高いことが分かります。
次に、「ユニバーサルデザイン」とは『障害の有無、年齢、性別、国籍、人種などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるように、商品やサービス、建物、空間などをデザインすること』と定義されていることをご存知かお訊ねした結果は、右下グラフの通りでした。
「よく知らなかった」「初めて聞いた」という方が合計で約1/3と前項と比べて増えていますが、「よく知っていた」「ある程度知っていた」方もそれぞれ約1/3と多く、その意味も含めて「ユニバーサルデザイン」が広く認知されていると言えそうです。
これをご年齢層別に見ると、30歳代以下と40歳代では傾向の相違は見られませんでしたが、50歳代以上では、言葉の認知度では「意味も含めてよく知っている」が28%と減少し「聞いたことがある」が56%と増え、定義の認知度では「よく知っていた」が22%と減少し「ある程度知っていた」が39%、「よく知らなかった」が28%と増え、他の年齢層と比べてやや認知度が低いようです。
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ユニバーサルデザインだと知った商品やサービスを、お訊ねした結果は
まず、ユニバーサルデザインだと知った商品やサービスを複数回答でお訊ねした結果は、右グラフの通りでした。
「駅や車両などの交通機関」「公共の施設やサービス」「住まいの設備や仕様」が最も多く、それぞれ約50%の方がご回答されています。次いで「家電製品(41%)」「家具(31%)」「日用品や雑貨(30%)」が多くなっています。
一方で「特にない」という方も16%と少なくありません。これは、ユニバーサルデザインの商品やサービスには一見してそれと気付き難いものも多く、そのことが一因となっているのではないかと考えられます。
これをご年齢層別に見ると、50歳代以上の方では「駅や車両などの交通機関」が61%、「住まいの設備や仕様」が78%と、他の年齢層と比べて特に高くなっている点が特徴的でした。
次に、それがユニバーサルデザインだと知った理由を複数回答でお訊ねしました。その結果は下グラフの通りでした。
「テレビや新聞を通じて知った」という方が50%と最も多く、次いで「商品などにユニバーサルデザインの表示がされていた(38%)」「販売されている現場で説明の表示があった(27%)」となっています。また「その他」とご回答された方では、仕事上で知ったという方が多いようです。
これについてはご年齢層別の傾向に大きな相違は見られませんでした。
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ユニバーサルデザインで便利だと感じたり、 必要性を意識したりしたことがあるか、お訊ねした結果は
お訊ねした結果は、右グラフの通りでした。
「たまに感じることがある」が38%と最も多くなっていますが、一方で、「あまり感じたことはない」「ほとんど意識したことがない」方がそれぞれ約1/4、合計で約半数を占め、現在、私たちの身のまわりには多くのユニバーサルデザインのものがあることを考えると、ユニバーサルデザインだと意識したり実感したりしないで使われているケースも少なくないと言えそうです。
これをご年齢層別に見ると、30歳代以下の方で「よくそう感じることがある」が10%と減少し、「たまに感じることがある」が48%に増え、若年層でユニバーサルデザインだと意識したり実感したりしたことが少ない傾向が高いようです。
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住み替える際、ユニバーサルデザインの思想に基づいた 設計や設備を採用したいか、お訊ねした結果は
お訊ねした結果は、右グラフの通りでした。
大半の方が「それほど価格が上がらない範囲で採用したい」とご回答されました。
また、その理由をお訊ねした結果で多かったご意見は下記の通りでした。
まず「価格が上がっても採用したい」という方では、
住宅は長く住み続けるものなので、将来のために是非備えておきたい。
現在、高齢世帯のため、あるいは将来の高齢化のために必要だから。
のように、必要性を感じているというご意見が多く見られました。
次に「価格が上がらない範囲で採用したい」「価格が上がるならいらない」という方では、
価格や予算を優先したい。
ユニバーサルデザインは付加価値というより基本的な性能、標準や基準であるべきと思うから。
今のところ、あまり必要性を感じていないから。
といったご意見が共通して多く見られ、更に「価格が上がらない範囲で採用したい」という方では、
いつ自分がユニバーサルデザインを必要とするようになるか分からないので。
柔らかい雰囲気、優しい雰囲気のデザインのものが多いので。
使い勝手が良いので。
といった点を評価され、価格が上がらない範囲であれば採用したいとお考えの方が多いようです。
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ユニバーサルデザインを取り入れるとしたら重視したいポイントを、 お訊ねした結果は
3つまでの複数回答でお訊ねした結果は、下グラフの通りでした。
「スロープや手すりの設置、フラットフロアなどの安全への配慮」が60%と最も多く、次いで「開閉が楽なドアや掃除のしやすさなど動きやすさへの配慮」「シックハウス対策や浴室暖房など健康への配慮」「通風や断熱など省エネや環境への配慮」「耐久性、維持管理のし易さや費用などへの配慮」「家族構成や加齢などの変化に柔軟に対応できる配慮」がそれぞれ40%前後となっています。
これをご年齢層別に見ると、小さいお子様がいらっしゃると考えられる30歳代以下の方で「子供やペットにも配慮した設備の設置高さや位置など」が24%、50歳代以上の方で「スロープや手すりの設置、フラットフロアなどの安全への配慮」が83%、「開閉が楽なドアや掃除のしやすさなど動きやすさへの配慮」が61%と、それぞれ他の年齢層と比べて多く、各年代の家族構成や特徴を反映したと思われる傾向が見られました。
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住まいの中でユニバーサルデザインを取り入れたい箇所を、お訊ねした結果は
3つまでの複数回答でお訊ねした結果は、右グラフの通りでした。
「お風呂」が最も多く77%、次いで「トイレ、洗面」「廊下、階段」「玄関、エントランス」の順となっています。

これをご年齢層別で見ると、「キッチン」を選んだ方が30歳代以下の方で30%、40歳代の方で25%と50歳代以上の方の17%と比べて高く、また30歳代以下の方では「子供部屋」を選んだ方が14%、50歳代以上の方では「お風呂」が94%、「寝室」が28%と他の年代と比べてかなり高い比率となっていました。
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ユニバーサルデザインに望む点を、お訊ねした結果は
2つまでの複数回答でお訊ねした結果は、下グラフの通りでした。
「安全への配慮」が最も高く68%、次いで、使いやすいこと、負担が少ないこと、分かりやすいことといったご要望が高いようです。
これをご年齢層別で見ると、小さいお子様を含めて“どんな人でも”というお考えの方が多かったのか、30歳代以下の方で「どんな人でも使いやすいこと」を選んだ方が48%と他の年齢層より約15%多くなっていました。また40歳代、50歳代以上の方で「うっかりミスを防ぐ配慮がされていること」を選んだ方が、それぞれ25%、22%と30歳代以下の方の6%と比べて非常に多く、50歳代以上の方で「使い方が簡単でわかりやすいこと」を選んだ方が44%と他の年齢層より約15%多いという傾向が見られました。
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今までに、使ってみてユニバーサルデザインと分かり 共感したり感心したりしたことを、お訊ねした結果は
今までにユニバーサルデザインだと実感したことが無い、気付いたことがないという方も多かったようですが、共感したり感心したりしたことがある方では、次のようなことが多いようです。
車のスイッチ類。大きくて操作しやすく、また自然に操作しやすい配置になっていた。
特に公共施設などの、車椅子でも利用しやすいスロープや広い玄関、廊下、トイレ、浴室など。
エレベーターの分かりやすい配置のボタンや、子供や車椅子の方でも操作しやすい低い位置にも設けられたボタン
銀行や郵便局などのATMや、券売機など。複数言語表示ができたり、大きめの文字で表示されるようになっていたり使いやすくなっている。
シャンプーとリンスのボトルの違いが分かるように、容器に付けられている凹凸。
安全機能が多く設けられていて使いやすいIHクッキングヒーター。
大きくなって操作しやすくなった電灯のスイッチ。
今回のアンケートでは、ご年齢層によるお考えの違いも見られ大変興味深い結果となりました。
また皆様からいただいたご意見では、ユニバーサルデザインだという情報発信が少ないというご意見も多く、それと気付かないケースも少なくないように思われます。その他、広くいろいろなものにユニバーサルデザインが普及して欲しい、価格に反映されるのではなくユニバーサルデザインが標準となるべきといったご意見も多く頂戴しました。
分譲マンションでは、床段差をなくしたり、電灯の大きめのスイッチや浴室の手すりなど、既に標準的な仕様として採用されているものも多く見られますが、皆様のご要望にお応えできるよう、いただいたご意見を参考に今後の商品企画に活かして参りたいと思います。
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