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住まいを選ぶ際、収納場所の大きさや量、形状や使い勝手など、収納スペースを重視される方は多いと思います。
'08年4月号アンケートでは、住まいの中で最も関心の高いチェックポイントのひとつである収納に関して、皆様のご不満やご希望、また皆様がされている工夫やアイデアなどについてお訊ね致しました。
尚、今回アンケートにお答えいただいた方の内訳は、右グラフの通りです。
戸建てにお住まいか、マンションやアパートなどにお住まいかといった、居住形態による傾向の違いや、ご家族数による傾向の違いなどとあわせて、アンケートの結果を見てみました。
INDEX
1. お持ちの物が多い方だとお思いか、お訊ねした結果は
2. 押入れやクローゼットなどの造り付けの収納について、お訊ねした結果は
3. 欲しいと思う収納スペースを、お訊ねした結果は
4. 住まいと収納に関するお考えを、お訊ねした結果は
5. 工夫している収納方法やアイデアを、お訊ねした結果は
お訊ねした結果は、下グラフの通りです。
「なかなか処分できず収納しきれない物も多い」という方が約半数を占め、最も多くなっています。
対して、「物を増やさない」「増えたら整理・処分する」「工夫して収納する」といった、限られたスペースに収納するための工夫の仕方については大きな差はないようですが、その中では、あまり物を増やさないようにするという方がやや少ないようです。
更に詳細に見ると、居住形態別では全体の傾向とあまり違いは見られませんでしたが、ご家族数別に見ると次のような傾向の違いが見られました。
1人の方では「あまり物を増やさないようにしている」という方が最も多く、約1/3を占めています。
4人の方では「物は多いと思うが、工夫して収納している」という方が最も多く、約1/3を占めています。
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1. どのようなご不満をお持ちかを、お訊ねしました。
3つまでの複数回答でお訊ねした結果は右グラフの通りです。
「収納スペースが狭い」というご不満をお持ちの方が61%で最も多く、次いで、「仕切りや棚が少ない」「出し入れがしにくい」「風通しが良くない」といったご不満をお持ちの方が多いようです。
居住形態別に見ると、次のような傾向の違いが見られました。
戸建てにお住まいの方では、上グラフで2番目に高い比率となっている「出し入れがしにくい」とご回答された方が19%と少なく、対してマンション・アパート等にお住まいの方では46%と、戸建ての方の2倍以上となっています。
「特に不満はない」とご回答された方が、マンション・アパート等にお住まいの方の2%に対して戸建てにお住まいの方では15%と多くなっています。
これは、賃貸の方も多いと考えられるマンション・アパート等の方に対し、大半の方が持ち家であると考えられる戸建ての方は、ご購入の際に収納もチェックされているからでしょうか。
ご家族数別に見ると、次のような傾向の違いが見られました。
1人の方では、「出し入れがしにくい」とご回答された方が67%と最も多くなっており、上グラフで最も多い「収納スペースが狭い」は44%で2番目となっています。
これは、お一人のため物の量がそれほど多くないと考えられることや、賃貸の方が多く面積もそれほど大きくないと考えられるお一人の方のお住まいの特徴などによる傾向の相違でしょうか。
2. もっと造り付けの収納スペースが欲しいと思う場所を、お訊ねしました。
3つまでの複数回答でお訊ねした結果は右グラフの通りです。
「リビング」「主寝室」が約40%、「キッチン」「玄関」「廊下などの収納」が約30%で希望の多い収納のようです。
特に、玄関の収納の希望の高さは想像以上でした。
居住形態別に見ると、次のような傾向の違いが見られました。
「ダイニング」と「トイレ」とご回答された方が、マンション・アパート等の方では共に数%と少ないのに対し、戸建ての方では共に15%前後と高くなっています。
反対に「主寝室」とご回答された方は、戸建ての方の27%に対してマンション・アパート等の方では46%と高くなっています。
戸建てとマンション・アパート等とでは、これらの収納に対するご希望の高さに大きな違いがあるようです。
ご家族数別に見ると、次のような傾向の違いが見られました。
「キッチン」を選んだ方が、他のご家族数の30%前後に対し、2人の方では43%と高くなっています。
1人および2人の方では、「主寝室」を選んだ方が他の場所を大きく上まわり最も多く、他のご家族数では30%前後であるのに対し、約2倍の60%前後と非常に高い比率となっています。
「玄関」を選んだ方は、ご家族数が多いためか、4人の方では他の約2倍の43%と高い比率となっています。
3. うまく収納しにくい、スペースが足りないと思う場所を、お訊ねしました。
3つまでの複数回答でお訊ねした結果は右グラフの通りです。
「衣類」とご回答された方が最も多く58%、次いで、「寝具」「趣味のための用品・用具」「本・CD・ビデオ等」が30%前後と多くなっています。


居住形態別に見ると、概ね全体と同様の傾向となっている中で、「洗剤などの消耗品」とご回答された方は戸建ての方で多く、反対に「趣味のための用品・用具」とご回答された方はマンション・アパート等の方で多く、それぞれ他方の約2倍となっています。
ご家族数別に見ると、次のような傾向の違いが見られました。
2人以上の方では何れも20〜30%と高い「食器・調理器具」が、1人の方では0%でした。
「掃除用具」を選んだ方は、他のご家族数の10〜20%に対し、2人の方では約2倍の36%と高い比率となっています。
「子供のおもちゃ」を選んだ方は、1人および2人の方では0%、3人の方でも5%と少ないのに対し、4人の方では24%と大きく上回っています。これは、お子様のご年齢が関係しているためでしょうか。
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3つまでの複数回答でお訊ねした結果は、右グラフの通りです。
「ウォークインクローゼット」の人気が圧倒的に高いようです。
その他では、「シューズインクローゼット」「納戸」「床下収納」「廊下などのシステム収納」「トランクルーム」などの人気が高いようです。


居住形態別では、あまり傾向の差は見られませんでした。
一方、ご家族数別に見ると全体の傾向と大きな差のない2人以上のご家族数の方と、1人の方とで次のような 異なる傾向が見られました。
「納戸」と「造り付けの食器棚」とご回答された方が0%、反対に「押入れ」とご回答された方が、他のご家族数の方の10%前後に対して22%と高くなっています。
お持ちの物の量や生活パターンの違い、お住まいの間取りや面積などが2人以上の方と大きく異なると考えられる1人の方では、ご希望の内容も異なるようです。
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ご自身のお考えに最も近いと思うものを訊ねした結果は、下グラフの通りです。
「面積を増やしても収納スペースを増やして欲しい」という方が41%と最も多くなっています。また、「部屋が多少狭くなっても収納スペースを増やして欲しい」という方も22%と多く、このように“価格が高くなっても”あるいは“部屋が多少狭くなっても”収納を増やしたいという方が多いことからも、住まいにおいて収納が重視されていることが窺えます。
居住形態別に見ると、マンション・アパート等の方は全体と同様の傾向となっていますが、戸建ての方では、「面積を増やしても」という方が35%に減り、「部屋が多少狭くなっても」という方が31%と増えています。
ご家族数別では、あまり傾向の差は見られませんでした。
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限られた収納スペースを、より効率的に、より有効に利用するための工夫をされている方が多いようです。
いただいたご回答で多かったものは、次のような工夫やアイデアでした。
棚を追加したり、突っ張り棚やラックなどを使って、左右の幅だけでなく高さも無駄なく活用するようにしている
デッドスペースをつくらないよう、便利グッズなどを利用したり、隙間をつくらないように整理して収納したりしている
ケースを使ったりフックやSカンを使うなど、収納するものの形状や用途、使用頻度などを考えて、収納の仕方をかえている
取り出したり仕舞ったりしやすいよう、季節ごとに分けて収納している
ものを増やさないように心掛けたり、定期的に不要なものを処分したりするという方も少なくありませんでした。
多くの方が、様々な工夫やアイデアを駆使して効率よく収納されているようですが、一方で、「あまり工夫できていない」「片付けや収納が苦手」という方も複数いらっしゃいました。
また、いただいたご意見・ご要望では、「収納スペースをできるだけ多く設けて欲しい」といったご要望がとても多かった他、次のようなご要望などもいただきました。
一箇所にまとまった大きな収納スペースが欲しい
棚や仕切りをフレキシブルに変えられるような可変性の高い収納が欲しい
収納のオプションや、収納のメニュープランのようなものがあると良いと思う
直接収納に関することではありませんが、マンションなどの居住者同士で不用品を交換したりフリーマッケットのようなことをしたりできるような共用スペースがあれば、不用品の処分やコミュニティの形成にも役立つのではといったご意見も複数の方からいただきました。
永く住むすまいでは、ご結婚などで一人から二人に、お子様が生まれて三人、四人にと、ご家族の構成や人数が変わり、それと共に収納するものや量なども変化していきます。アンケートの結果をご家族数別に見ても、文中で触れた大きな傾向の違いだけでなく、そういった変化によるものと思われる違いが少なからず表れていました。
またご意見などを見ても、収納スペースの量だけでなく、使い勝手の良さや可変性、工夫のし易さなども収納に関する大切なポイントなのだと思います。
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